2016年度 宮之浦岳04月 穂高岳05月 三嶺06 月 針ノ木岳07月 北鎌尾根08月 武奈ヶ岳09月
山行記録 常念・蝶10月 安蔵寺山10月 傾山11月 泉ヶ山11月 宝満山01月 八ヶ岳山01月
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宮之浦岳(00000m)

2016年3月30日〜4月3日 天候:雨
○日 程   
○交通機関 
○参加者
2016年 3月30日〜4月3日
マイカー
6名
○アプローチ
<行き>
3/30(水)防府西IC(22:10)=古賀SA(23:40)=
3/31(木) (1:36)宮原SA=(3:20)桜島SA(6:00)=(6:15)薩摩吉田IC= (7:45)鹿児島港〜トッピー〜 (9:53)宮之浦港…タクシー…(11:35)淀川登山口
<帰り>
民宿「いしくぼ」(8:50)=(9:00)宮之浦港(10:45)〜トッピー〜 (12:35)鹿児島港
4/ 3(水) (12:54)= (14:20) 鹿児島北IC=(15 :20 )山江SA=(17:55)古賀SA=防府西IC (22:50)
○コース 3/31(木) 紀元杉駐車場(11:35)−淀川登山口(12:00)−(12:55)淀川小屋 宿泊
4/ 1(金) 淀川小屋(6:15)−(7:45)小花之江河−(8:00)花之江河(8:10)−投石岩屋(9:15)−(11:00)宮之浦岳(11:25)−(12:20)平石岩屋−(12:45)第2展望台(12:55)−新高塚小屋(13:56) 宿泊
4/ 2(土) 新高塚小屋(6:00)−高塚小屋(7:28)−(7:30)縄文杉(7:45)−(9:00)ウィルソン株(9:20)−(9:50)大株歩道入口(9:55)−(11:13)楠川分れ(11:30)−(12:25)辻峠(12:35) −(13:10)白谷小屋(13:20)−(14:50)白谷雲水峡登山口(16:10)…路線バス…(16:35)小原バス停−(16:45)民宿「いしくぼ」泊
本文貼り付け 鹿児島港から高速船「トッピー」で宮之浦港に着き、予約していたマイクロバスで屋久杉ランドを通り越した。天候は弱い低気圧が南九州上空を通過するという予報で、明け方からぽつぽつと降り出した雨が、標高が1000メートルを超えた頃にはしとしとと本降りとなってきた。紀元杉駐車場で車を降り、雨具を着てまず、紀元杉に会いに行った。「世界自然遺産地域」の標識でこれからすごい場所に入っていく実感が湧いてきた。淀川小屋までの登りは、常緑樹のアセビ、ユズリハなどの小低木の中にとてつもなく太い幹が現れ、見上げると屋久杉やモミが覆い被さっている。苔に覆われた暗い森の中で、雑木林風の庭木に使われる瀟洒な木立のイメージのヒメシャラが巨木となり、赤茶色のすべすべした木肌をうねらせているのには、たまげた。淀川登山口から1時間弱で本日の宿泊場所「淀川小屋」に着いた。降水中にもかかわらず澄みきった水場を備えた「淀川小屋」は楽に四十人位は泊まれそうだったが、本日の宿泊者は我パーティと、ドイツ人のカップルと日本人のペアの合計10人だけであった。
4月1日(金)弱い雨
  予報では今日は晴れるはずであったが、夜半に激しい雨音を聞きどうなることかと心配したが明け方から弱い雨となり、なんとか6時15分に出発した。木道や木製の階段でよく整備された登山道を登ること1時間15分で標高1700mの湿原「花之江河」に着いた。ここからの登山道は、登山者の踏み跡と多大な降水で表層の落ち葉や腐葉土が流され、水路のようになっているところが多い。露出した苔に覆われた岩は意外と滑りにくい。地質的には屋久島の山岳地域は、長石の結晶が一般の花崗岩に比べて大きい「屋久島花崗岩」でできており、風化して分解した消しゴムくらいの大きさの白い長石が散乱していて、暗い森の雨降りの中を歩いていても登山道は明るく感じる。「栗生岳」から「宮之浦岳」への登りは森林限界を超えて、葉っぱの細い「ヤクザサ」の草原と花崗岩の巨石が覆い被さってくるのだが、稜線に出るとすさまじい風と雨粒で視界が遮られ危ない目にあった(…転んだ)。「宮之浦岳」山頂はガスで視界360°何も見えなかった(残念・無念)。「宮之浦岳」から「新高塚小屋」までは、「ヤクシャクヤク」の繁る緩い尾根筋を下っていった。「ヤクシャクヤク」の花の見頃の季節は5月末なので、今はまだ1.5cmくらいの堅い蕾をつけているにすぎないのだが、背の高さを超える花の森の中を歩く楽しさは、想像するだけでうっとりするほどだ。「新高塚小屋」には午後2時前に到着した。霧にかすむ巨大な屋久杉と「ヒメシャラ」の森の中にひっそりとたたずむこの小屋は、今日も我々メンバーと他の登山者二名のみで、とてもゆったりとしていた。水場は「淀川小屋」と同じで沢の水を汲むのだけれど、やはりとても澄んでいてすばらしい。ここでトイレについて、記述しておこう。屋久島の山での宿泊施設は管理人のいない無人小屋が全てで、一般のトイレは汲み取り式で、屎尿を人力で搬出していると張り紙がしてあり、携帯トイレの使用協力をお願いしていた。屋久島に上陸したとき、船内で携帯トイレの購入をアナウンスしていたそうだが、うっかり購入し忘れた。各山小屋や山の名所には必ずしっかりした携帯トイレブースが設置してあり、とても衛生的であった。使用後の携帯トイレは、下山した場所(登山口)に回収ボックスが設置してあるので、家まで持ち帰ることはない。高密閉チャック袋付きで2回分セット\550円となっており、この次また来ることがあれば、必ず購入したいと思った。
 4月2日(土)弱い雨
  朝モヤというより霧と小雨に霞んだ「新高塚小屋」を6時に出発。巨木の根がうねうねと這う森の中は時折「屋久猿」と「屋久鹿」の気配を感じ、様々な小鳥のさえずりが心地よい。しばらく尾根筋を下ってくると、屋久杉も太い幹が現れて来るようになり、「高塚小屋」を過ぎるとすぐ、根回りを柵で囲まれた「縄文杉」に出会った。樹齢千年を超えるそれはまさしく、森の長老としての威厳を備えた生き物に見えた。「夫婦杉」「大王杉」と巡りながら「ウィルソン株」に到着すると、今日は土曜日なので「白谷雲水峡登山口」から登ってきた多くの登山者がいた。外人さんの姿もけっこう見える。「ウィルソン株」の中は八畳くらいの広さの空洞になっていて祠があり、天井は無く空が見えるのだが、空の形が見る方向によって「ハート型」に見えるという無邪気な会話が聞こえてくる。「大株歩道入口」まで下ると、トロッコ線路と整備された公衆トイレが現れ、ここからトロッコ線路の上の水平な木道を辿って「楠川分れ」まで歩いた。トロッコ線路を離れ、「辻峠」まで落ち葉と苔で覆われた広葉樹林をゆっくりしたペースで登っていった。「辻峠」では多くのハイカーが昼食を摂ったり、休憩していたがさすがに世界遺産、外国人が二割くらいいて、子供連れも多くとても心和む風景であった。「白谷雲水峡」への下りは「七本杉」「公家杉」「武家杉」等に名付けられた屋久杉の名所を巡りながら、江戸から明治時代にかけて伐採された巨大な切り株の根元のトンネルをくぐり抜けたり、アミューズメントパークさながらの道中であった。「白谷雲水峡登山口」に着いて下山までのバスの待ち合わせ時間に、メンバー全員の無事と、この充実した山行に感謝して、コーヒーで乾杯した。
4月3日(日)晴れ
  午前9時前に、宿の主人に宮之浦港まで送ってもらい、高速船で港を出て島を振り返ると、屋久島の上だけに雲がかかり宮之浦岳は見えなかった。ありがとう。またいつか帰ってきたいと心から思った。

      

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穂高岳(m)

2016年04月30日〜5月4日14日 天候晴れ
○日 程  ○交通機関 
○参加者
2016年04月30日〜5月4日
マイカー
5名
○アプローチ
<行き>
4/30(土)
防府東IC(19:30)=小谷SA(21:15)=龍野西SA(23:20) 5/ 1(日)草津SA (1:10)=ひるがの高原SA(3:30)=荘川IC(3:40)= (5:05)あかんだな駐車場(5:50)〜路線バス〜 (6:20)上高地バスターミナル
<帰り>
5/ 4(水)
上高地バスターミナル(8:30)〜(9:00)あかんだな駐車場(9:10)=飛騨清見IC(10:19)=草津SA(13:20)=龍野西SA(15:10)=防府西IC(19:05)=(19:10)防府市役所
○コース
5/ 1(日) 上高地バスターミナル(7:10)−(7:20)西糸屋山荘−(9:15)徳沢園(9:30)−(10:30)横尾(11:10)−(12:20)本谷橋(12:20)−(14:30)涸沢ヒュッテ
5/ 2(月) 涸沢ヒュッテ(6:40)−(7:45)北穂高沢ゴルジュ(7:55)−(8:40)東稜のコル(8:45)−(9:15)ゴジラの背(10:45)−(11:20)北穂高小屋(12:00)−(12:07)北穂高岳山頂(12:10)−(13:55)涸沢ヒュッテ
5/ 3(火) 涸沢ヒュッテ(6:35)−(8:50)穂高岳山荘(9:00)
[杉山、柳] 穂高岳山荘(9:00)−奥穂高岳(9:35)−(10:30)穂高岳山荘
[藤井、芳川] 穂高岳山荘(9:00)−涸沢岳(9:30)−(10:00)穂高岳山荘
穂高岳山荘(10:30)−涸沢ヒュッテ(12:00)−本谷橋(13:05)−横尾(14:15)−徳沢園(15:20)−明神館(16:10)−(17:00)西糸屋山荘
  
5月1日(日)曇り時々雨  昨夜から、交代でレンタカーを運転して、平湯温泉の「あかんだな駐車場」に早朝5時に到着した。天気予報では、GW連休の5月の1-2日は好天の予想であったが、小雨が降り始め快復する見込みはなさそうだ。大型連休の割には少ない乗客数の直行バスで、「上高地」に着いた。5月3日に宿泊予定の「西糸屋山荘」に着替え等の荷物を預け、雨具を出して歩き始めたのが7時30分であった。「徳沢園」「横尾」を過ぎて、「本谷橋」まで5時間歩き、横尾谷に架かる吊り橋を渡ると、今年は雪が少ないため、沢を高巻きする夏道を登ることになった。夏道は十分に雪が残っているので、アイゼンを装着して、涸沢を登り詰めること2時間で、「涸沢ヒュッテ」に到着した。「涸沢ヒュッテ」は悪天候のせいか、例年より宿泊客は少ないとのことで、食事もトイレも混み合うことなく、快適であった。 5月2日(月)晴れ  夜中に小屋を揺らすような強い風で、時々目が覚めたが、朝食を摂り外に出ると、青空に残雪が眩しいほどの好天となった。 本日の予定は「北穂高岳」の南陵を途中まで登り、右寄りに「ゴルジュ(切り立った岩壁にはさまれた峡谷)」の上を登り気味にトラバースし雪渓を詰めると「東稜のコル」、「東稜」の痩せ尾根から「ゴジラの背」を通って北穂高小屋に出て、「北穂高岳」の南陵を下るルートだ。アイゼン、ピッケル、ザイル、ハーネス、ヘルメットで重装備し、6時40分「涸沢ヒュッテ」をスタートした。約1時間で、南陵を登る大方の登山者と別れ、「東稜」に向かったのは我々と前の1パーティのみとなった。「ゴルジュ」の上まできて、振り返ると北穂高沢に小さい規模の雪崩が発生し、登山者数人が巻き込まれるのが見えたが、どうやら事故にはならなかったようだ。「東稜のコル」に出るといきなり前方に槍ヶ岳と常念岳が視界に飛び込んでくる。さらにその後方に後立山連峰の五龍岳、鹿島槍ヶ岳が連なっている。ここから先がいよいよハイライトの雪庇と鋭い岩稜を通過して、「ゴジラの背」に至るルートだ。ハーネスを装着し雪庇を踏み抜かぬように用心しながら「ゴジラの背」の取り付きに着くと、さすがに高度感が増して緊張した。柳さんがトップで「ランニングビレイ」を取りながら「ゴジラの背」を渡りきると50mのザイルはぎりぎりの長さだった。固定されたザイルに「プルージング」で「ビレイ(確保)」を取りながら、通過できたのはわが仲間のおかげで、その技とチームワークにとても感動したのだった。「ゴジラの背」を過ぎて、雪の急斜面を登り切るといきなり、北穂高小屋のテラスに出た。「南陵」からの登山者が多く、休んでいて北アルプスの大展望を楽しんでいた。昼食に小屋名物のカレーを注文して食べ、小屋のすぐ脇の雪の階段を登るとまもなく、北穂高岳山頂(3,106m)であった。山頂直下の下りはとても急斜面で慎重に下りなければならなかったのだが、私はうかつにも、30mくらい滑落した。幸いにも加速が着く前に露出した岩に当たり、なんとか止まることができたのだけれど、滑落停止の動作ができていなかったのが悔やまれる。ほんと、危なかった。雪面の状態も悪く、昨日積もった雪と、グズグズに腐った雪で、アイゼンが効かないしピッケルも抜けやすいので、この後はバックステップ(後ろ向き)で下りた。涸沢ヒュッテに下りると、本日、滑落事故が何件かあり、死亡者も出たと聞き、それが私であったかもしれないと思った。 5月3日(火)晴れのち曇り  今朝も良く晴れ、6時30分にヒュッテを発ち「涸沢カール」を登り詰め「穂高岳山荘」に9時に到着。柳・杉山チームは奥穂高岳(3,190m)に向かい、リーダーと私は涸沢岳(3,110m)に登った。5月の北アルプスの大眺望はまさしく雪と岩の殿堂であった。下りは、斜面の緩くなった所で、尻セードと滑落停止の練習をしながら、下りた。「涸沢ヒュッテ」で名物「生ラーメン」の昼食を摂り12時から涸沢を下り始めた。「本谷橋」に13時、「横尾」14時に通過し快調なペースで上高地の「西糸屋山荘」に着いたのは、17時ちょうどであった。宿で風呂に入り、生ビールで乾杯したが、雪の岩山に未熟な私には、心なしか苦い味がした。 5月4日(水)晴れ  夜半激しい雨音がしたが、8時に「西糸屋山荘」を発つ頃には、雨も上がり晴れ間が見えてきた。青空と穂高の山々をバックに記念写真を撮り8時30分に、名残惜しい上高地をあとにした。連休による交通渋滞もさして無く、予定通り19時過ぎに帰途についた。いろいろ問題があったけど、無事でなによりと思う山行でありました。
      

三嶺

三嶺(m)

2016年6月25日〜26日 天候晴れ
○日 程
○交通機関
○参加者
2016年6月25日〜26日(日)
レンタカー
5名
○アプローチ
<行き>
25日
防府市役所(7:00)=防府東IC(7:05)=小谷SA(8:50)=豊浜SA(11:00) 井川池田IC (11:33)=国道32号=県道45号= (12:30)かずら橋(13:00) =(14:30)奥祖谷二重かずら橋= (15:00)県営三嶺駐車場
<帰り>
26日
県営三嶺駐車場(12:20)=井川池田IC (15:00)=(16:45)福山SA(17:00) =防府東IC(19:00)=防府市役所(19:20)
○コース
6/26(日) 県営三嶺駐車場(6:00)−林道登山口(7:10)−(8:00)ダケモミの丘−(9:30) 三嶺山頂(9:50)−(11:35) 林道登山口(11:40)−(12:10)県営三嶺駐車場
  
6月25日(土)曇りのち雨
 せめて梅雨の中の一日でも、晴れてくれればと願って出発したが、午後からはぽつりぽつりと降りだし四国の大歩危小歩危を過ぎた当たりから、 しとしとと降り出した。かずら橋を観光して案山子の里のバス停に座っているとぼけた顔の案山子と記念写真  を撮った頃には本降りとなってしまった。 キャンプを予定していた奥祖谷二重かずら橋キャンプ場は、駐車場からキャンプ場に着くまでには、かずら橋を渡らなければ行き着けないのだった。 雨の中、とても無理な話なので管理人さんに尋ねると、県営三嶺駐車場は登山者がテント設営することも可能ということだった。 車で移動すること20分くらいで到着すると、30台くらいの駐車スペースと水洗トイレ、無料の休憩所があり三好市の案内で『ご自由にお使いください』と張り紙があった。 渡りに船とはこのことで、他に利用者もいないので、我々の専用コテージとなった。晩餐会はいつものラーメン鍋で、今宵快適に過ごすことができた。 三好市の皆さん、お世話になりました。
6月26日(日)晴れ
 5時起床、梅雨時期とは思えないような青空が拡がり、爽やかな気分で6時出発。コースは地図上では当初沢沿いの林道を歩くようになっているが、 実際の登山道はいきなり急登の尾根筋に取り付き、40分で再び林道に出合い、『登山口』の標識があった。広葉樹と針葉樹の折り混ざる木立の登山道付近は、 なぜか下草がほとんど生えて無くて木の根と落ち葉と杉苔で覆われて、登山道の踏み跡が解りづらいのだ。ルートは木立に着いている赤いテープの標識が頼りだ。 約1時間で針葉樹のダケモミ(ウラジロモミ)に囲まれたピークの『ダケモミの丘』に着いた。このあたりから、すべての木立の幹を鹿の食害から防ぐための 防護ネットが巻き付けてあり、さらに高さ1mから1.5mくらいのネット柵で登山道の近辺を囲っている。蝉のヒグラシとカジカカエルの声を聞きながら、 尾根を1時間30分くらい登り、水場の標識を過ぎた当たりから、四国青石と呼ばれる四国特有の『緑泥片岩』の風化したガレ場が現れ、 笹原と小低木に覆われた急斜面となった。頂上直下では、頭上に覆い被さるような岩石が現れ、とても迫力のある景色となった。急斜面を登り切ると ヒュッテと山頂を結ぶ稜線に出た。稜線上は高さ30cmから1mくらいの小低木のコメツガ(花の大きさが僅か1cmにも満たない白い花弁の、 まことにかわいいツツジを想像できる?)の群落が拡がった。今が花の開花時期なのだそうだが、今少し満開には早すぎたようだ。三嶺山頂への到着は9時30分。 前日の雨が大気を洗い流してくれて、視界は良好、四国の峰々が歓迎してくれているかのようだ。東側に目をやると、稜線の鞍部の笹原に水を湛えた池があり、 その後方に三嶺ヒュッテ、さらに後方に剣山、ジロウギュウが構えている。梅雨の晴れ間で日曜日でもあり、徐々に登山者の数も増えてきて、 記念写真のポーズでカメラのシャッターを押してもらった。下りは登山道を引き返したのだけれど、『ダケモミの丘』のピークの手前で来たルートを外れてしまった。 赤いテープを頼りに下っていったのだが、これが旧道の沢伝いの道で、途中から踏み跡が全く見あたらないことに気づき、尾根筋に戻るためには鹿よけのネット柵を 乗り越えなければいけない羽目になった。なんとか元のルートに戻ることができ、予定通り正午過ぎに駐車場に無事到着した。 今回の山行は、梅雨の合間の心に残る珠玉の山旅であった。
      

妙高山

妙高山(m)

2016年6月30日〜7月4日日 天候曇り・雨
○日 程
○交通機関 
○参加者
2016年6月30日(木)〜7月4日(月
マイカー
4名
○アプローチ
<行き>

防府(22:00)=徳山東IC(22:50)=山陽道、中国、若狭、北陸、上信越=妙高IC(10:00)野尻湖キャンプ場(10:30)=燕温泉=(14:00)野尻湖キャンプ場


<帰り>
燕温泉(12:30)=食事、買い物=中郷IC(14:20)=上信越、北陸、若狭、中国、山陽=徳山東IC(1:00)=(2:00)防府
○コース
1日   燕温泉(6:00)−天狗平(10:00)−妙高山山頂(13:15)−(17:10)黒沢池ヒュッテ  2日   黒沢池ヒュッテ(7:00)−燕新道−燕温泉(11:50)
  
7月1日 予定どおり6月30日午後10時出発、途中大佐SAで杉山氏と合流、真夜中の高速をひた走り10時 に妙高ICに到着。まず予約しておいた野尻湖高原キャンプ場を探すがこれがなかなか見つからない、地元の人に聞くと あそこは今やっていないとのことしかしどうにかたどり着くと80歳位のおばあちゃんが一人で切り盛りしていた。 その後登山口確認のため燕温泉へ、標高1100mのこの地はさすがに涼しく地名の由来になったイワツバメが忙しく 飛んでおりチリチリと喋りながら我々を迎えてくれたのはうれしい。無料の露天岩風呂は3畳くらいだろうか男女は 別々で白い湯の華が浮かんでいた。汗を流した後は地元のスーパーで食材を調達し越後の酒で宴会。
◇7月2日 6時に燕温泉に着くと40台位置ける駐車場は7割り方埋まっていた早めの行動が肝心だ。曇りベースの天気の中 登山開始今回の一つの目的はネマガリタケ、登山道脇に多く生えているが食べるのに丁度いいものは少ないそれでも2時間位登る と手頃なのがあちこちに、生でかじってみるとアクが全くなくこれはいける。 3時間位登ったところで展望が開け雪を戴いた北アルプスが素晴らしい妙高山山頂から黒沢池ヒュッテ迄は崩落していたところも あり注意を要する所もあった。 予定より2時間半遅れヒュッテに到着、宿泊者は他に単独行1名と6人のグループだけで山開きにしては静かな一夜となった 。今年からヒュッテの管理人が変わりアメリカとネパールの男性、手伝いの日本女性の3人で頑張っていた。
◇7月3日 朝から雨、予定どおり燕新道を歩くが28年前の昭文社のコースタイムに比べ3割近く遅れるゆっくり あるいたわけではないのに、昭文社のエリアマップはたまにコースタイムが短く書いてあるのもありますね35年前の 鳳凰三山もそうでした今は改正されていますが。
◇花 キヌガサソウの見事な白い花、コイワカガミ、サンカヨウ、コケモモ、ツガザクラ、ワタスゲ等々見られました。 花季は終わっていましたがマイズルソウやユキザザも登山道の脇に多くありシーズンには素晴らし花の道になることでしょう。
◇注  意 妙高はブトの半分位の小さな虫が多く目に入ったり刺されたりで下山時にはお岩さんになっていました。 防虫ネット必携です。
      

針ノ木岳

針ノ木岳(m)

2016年7月27日〜31日 天候00
○日 程
○交通機関
○参加者
2016年7月27日〜31日(日)
レンタカー
6名
○アプローチ
<行き>
27日
徳山東IC23:10⇒6:30恵那SA7:15⇒9:00安曇野IC


<帰り>
31日

○コース
7/29 坊主山クラインガルテン5:00→6:00扇沢6:40→登山口7:00→大沢小屋7:50→8:50雪渓始まり→10:30蓮華沢→11:15針ノ木小屋(昼食)→14:15蓮華岳→15:15針ノ木小屋
7/30 針ノ木小屋6:00→7:00針ノ木岳→8:00ズバリ岳→10:00赤沢岳→11:00鳴沢岳→新越山荘(昼食)→13:40岩小屋沢岳→15:20種池山荘
7/31 種池山荘6:00→8:50扇沢下山口
  
今回は、7月29日から31日にかけて、針の木岳に登りました。 事前の天気予報では天気が良くなかったので、「雨が降りませんように」と願っていました。願いがかなったのか快晴とはいかなかったものの、全工程で雨は降りませんでした。 到着した日は、上田城を見学し、この日はゲストハウスに泊まりました。キッチン、冷蔵庫、レンジ、風呂等ほとんどそろっており、予想に反してとてもきれいなところでした。聞くと東谷さんの後輩の経営する施設ということです。 登山1日目は、扇沢から針の木小屋までの工程でした。針の木岳は雪渓で有名なところですが、雪渓は思っていたよりも小さく、ほとんどアイゼンを使うことはありませんでした。 途中、「おごじょ」という小動物に出会いました。「おごじょ」は、岩の中に隠れたり顔を出したり、とても愛らしい姿でした。 勾配は徐々にきつくなり、途中、誰からか「チョン、チョン、ニー(ハングル語でゆっくり歩いてという意味らしい。)」の声が聞こえてきました。 最後の登りはきつい勾配でしたが何とか針の木小屋までたどり着きました。 そこで昼食をとった後、蓮華岳まで往復しました。 蓮華岳から帰る途中、「ライチョウ」の家族に出会いました。父鳥、母鳥、それと子鳥5羽が我々の数メートル先を歩いていました。こんな近くで見たのは初めてです。父鳥は遠くから、母鳥は近くから子鳥達を心配しているように見えました。 登山道の周りには、コマクサの群生が見られました。 2日目は、最初に針の木岳に登りました。朝からきつい勾配です。今日は長い縦走コースです。1日分の体力を使い切ってはいけないと思い、小刻みに休みを取りながら歩きました。 縦走の途中、数人の若者のグループと出会いました。若者に工程を尋ねたところ、種池小屋のことを「たね」と呼んでいました。以降、我々も種池小屋のことを「たね」と呼んでいました。 今日はガスがかかっていたので、眺望は良くありませんでした。しかし、時折ガスがとれた時に、黒部湖、立山の姿も見ることができました。 3日目は、最後の下りのコースです。今日は快晴で、昨日歩いてきた山々を見渡すことができました。草山の上にある赤い屋根の「たね」もはっきりと見ることができました。  最後に、今回の山行は、メンバーひとりひとりの日頃の行いが良いからでしょう、雨も降らなかったし、また「おごじょ」「ライチョウ」らにも会うこともできたし、コマクサ等の高山植物も見ることができまし、良いことがたくさん詰まった山行でした。
      

槍ヶ岳北鎌尾根

槍ヶ岳北鎌尾根(00000m)

2016年8月10日〜14日 天候
○日 程
○交通機関
○参加者
2016年8月10日(水)〜14日(日)
マイカー
3名
○コース
第1日目(8/12)  中房温泉(8:00)〜合戦小屋(10:40)〜燕山荘(12:10)〜大天井ヒュッテ(16:05) 第2日目(8/13) 大天井ヒュッテ(4:10)〜〜貧乏沢入口(4:35)〜天上沢(6:55)〜北鎌沢(7:15)〜北鎌のコル(10:15)〜天狗の腰掛(12:00)〜独標基部(12:15)〜北鎌平(16:40)〜槍ヶ岳(18:20)〜槍ヶ岳山荘(18:50) 第3日目(8/14)  槍岳山荘(7:55)〜槍平小屋(10:45)〜滝谷出合(12:00)〜白出沢出合(13:00)〜新穂高ロープウェイ登山口(15:00)00(6:20)―00(6:50)−(8:00)00−(9:40)00 ***********************
  
1日目の大天井ヒュッテまでは省略。
2日目  朝まだきにヒュッテを抜け出す。星空を見上げるとペルセウス座流星群の見送りを受ける。  暗闇にひっそりと口を開けた貧乏沢出合に吸い込まれ、770m延々の急下り。しばらく天上沢を歩いて、北鎌沢出合でヒュッテの弁当で朝食。今度はそこから北鎌のコルまで一気に640mの登り。バカバカしいようでもあるが、やっとここからが本当のスタートとなる。  独標から先、ザレ場の急登やトラバースなど、危険箇所が次々にやってくる。バリエーションだけに当然ながら赤テープなどの導きなど一切なく、ルートファインディングの能力も試される。これも醍醐味の一つ。メンバー間で意見を交わし、おおよそ的確なルートで進むことができたように思う。最後はせっかく持ってきたのでロープを出してトップで登らせてもらった。なので、有名なチムニーは見逃してしまった…。 しかし、何とか槍の穂先に辿りつき、疲労混じりの達成感を、メンバーと分かち合うことができた。
3日目  新穂高方面に下る。石の歩きにくい道が続き、一度の油断で母趾の爪が死んだ…。  同行メンバーのお蔭で、また一つ憧れのルートを制覇できました。 とにかく体力勝負の山行でしたが、総合的な山力が試されます。5、6年に一度は自分の力量を図るために、また来てみたいと思いました。
      

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武奈ヶ岳(1214m)

2016年9月17日〜18日 天候雨
○日 程
○交通機関 
○参加者
2016年9月17日(土)〜18日(日)
マイカー
6名
○アプローチ
<行き>
17日
 防府市役所8:00⇒防府東IC⇒11:40龍野西SA⇒13:45京都東IC⇒16:15ガリバー青少年旅行村

<帰り>
18日
ガリバー青少年旅行村11:45⇒15:20京都東IC⇒20:20宮島SA⇒21:20防府東IC⇒21:40防府市役所
○コース
ガリバー青少年旅行村6:00→6:30八淵の滝→7:50広谷→8:00イブルキのコバ→8:45武奈ヶ岳→9:20細川越→10:00広谷→11:00八淵の滝→11:20ガリバー青少年旅行村
  
皆初めてということでしたが、琵琶湖の西、比良山系(南北約24km)の最高峰武奈ヶ岳に行ってきました。上天気の下、予定どおり8:00防府市役所を出発。防府東ICから快調に高速を走り龍野西で昼食、京都東で高速を降り“琵琶湖は広いね”と言いつつ湖の西岸を北上する。 地元スーパーで食材を買い16:15分子供たちの声の響くガリバー青少年旅行村に着く。早々にバンガローに入り缶ビールに刺身そして食当のお二人特製の鍋で盛り上がる。本当に明日は雨かと言いつつ畳に毛布を敷いて就寝。 4:00起床。やはり小雨なり。雑炊を食べカッパ上下を着て6:00ガリバー青少年旅行村登山口発。八淵の滝の下の大擂鉢でオットトット川を渡りカッパを着ての”暑さに耐える修行みたい“と皆の言う稜線の巻き道から沢の分流する広谷分岐に出る。左にとって気持ちの良い沢沿いの道を登り小雨の中尾根を歩き8:45山頂着。(上り2時間45分)コースタイムよりかなり短く”私たち健脚ね“と盛り上がるも小雨にガスが出て風も強く琵琶湖や白山など何も見えずお地蔵さまに手を合わせて早々に山頂発。 北に下って細川越から沢沿いに下り登り時に分岐した広谷に戻る。カッパを脱いで快適に下り大擂鉢の川渡も帰りは上手になり11:20ガリバー青少年旅行村着。 11:45旅行村発、途中温泉で雨と汗を流し名物(?)の鰊蕎麦を食べ15:20京都東ICから高速に乗る。吹田辺りで豪雨に遭うものの快調に走り宮島SAで夕食、防府東ICから21:40無事防府市役所に帰着する。 今回は小雨にガスで眺望には恵まれなかったものの武奈ヶ岳の名にたがわず水の豊かなどっしりとした山を周回コースで歩くことのできたよき山行でした。最後に長い往復を(途中前が見えない程の豪雨もありましたが)交代で運転していただいたDrのお二人に改めて感謝します。
      

*

常念岳〜蝶ヶ岳(m)

2016年9月28日(水)〜10月2日(日) 天候00雨・晴れ・雨
○日 程
○交通機関 
○参加者
2016年9月28日〜10月2日(日)
マイカー
4名
○アプローチ
<行き>
28日
防府東IC(17:30)−小谷SA(19:08)−竜野西SA(21:10)−黒丸PA(23:23)−恵那峡SA(1:20) −梓川SA(3:10)−安曇野IC(3:55)−一ノ沢駐車場(4:53)
<帰り>
2日
宿−松本IC(7:20)−みどり湖PA(7:40)−恵那峡SA(9:17)−草津PA(11:17)−竜野西SA(13:07)−小谷SA(15:37)−防府東IC(17:25)
○コース
9月29日(木) 一ノ沢(7:00)−胸突八丁(10:10)−常念乗越(11:40)−常念小(12:00)
9月30日(金) 常念小屋(7:10)−常念岳(8:38)−蝶ヶ岳ヒュッテ(14:00)
10月 1日(土) 蝶ヶ岳ヒュッテ(7:00)−まめうち平(8:55)−三股駐車場(10:45)−一ノ沢駐車場(12:40)−カンデラゲストハウス(16:00)
  
9月29日(木) 雨 昨夜、17:30防府東ICから入り、3:55安曇野ICを出る。暗い中ひたすらカーナビの指示に従って走り、4:53三股駐車場に到着(後でわかったが、ここは一ノ沢駐車場だった…)。身支度を整えて、舗装された山道を歩き、登山口到着が7時前。 雨の中、ところどころ小川と化した登山道を暫く登るが、蝶ヶ岳の標識が全くない…どうもおかしい。地図でよくよく確認すると、どうやら一ノ沢登山道だ、相談の結果、このまま常念岳に登ることになった。(登山計画では、三股〜蝶ヶ岳〜常念岳〜前常念岳〜三股)。 その後は、まるで沢登り状態、汗でずぶ濡れになりながら遡上すること3時間あまり、最後の「胸突八丁」では、さらにヨレヨレになって1時間、登山口から4時間半でようやく「常念乗越」到着。ガスであまり展望はないが、左手に常念岳への登り登山道が見える 。正面の常念小屋到着が12時。まずは冷えたビールで乾杯、昼食後夕食までの時間が長がった為、飲酒が進む…。
9月30日(金) 快晴 昨日の雨天とは打って変わって快晴だ、常念小屋食堂で朝食中にも心が逸るくらいに、食堂前のテラス後方、モルゲンロートに染まった、槍〜大キレット〜北穂高の峰々が美しく、感動的!常念小屋から蝶ヶ岳までは、山地図の標準歩行時間が5時間、今日はゆっくり歩いて天空の稜線散歩を堪能しよう。 7:00常念小屋出発、少し息をきらせながら登ること1時間で常念岳(2,857m日本百名山)到着。360度の大展望、右から大天井岳(2,922m)、槍ヶ岳(3,180m)、中岳(3,084m)、南岳(3,032m)、大キレット、北穂高岳(3,106m)、奥穂高岳(3,190m)と、3,000m級の山々が圧倒的な大迫力で迫ってくる。 1時間くらい歩いたら適時小休憩をするが、蝶槍手前の最低コルでアサギマダラの群が見られた。石丸リーダーの説明によると、この小さな蝶が日本列島を縦断、さらに、南の沖縄や台湾まで延べ2200キロb以上を飛んでいき、翌年春、その逆のコースを日本に渡ってくるらしい。 14:07蝶ヶ岳ヒュッテ到着、まずはヒュッテ入口前のベンチで、迫力ある穂高の峰々を眺めながら生ビールおでんセットで乾杯。その後石丸リーダーのテント場へ移動しテント設営の補助、程なくやってきたテント泊の若い女性に集合写真撮影を依頼、聞くと、単独で中房温泉〜燕山荘〜大天井岳〜常念岳〜蝶ヶ岳とテント泊で縦走してきたそうだ(すごい!)。
以前は、ヒュッテ手前の展望指示盤のある場所が、蝶ヶ岳山頂だったが、現在はヒュッテ南側数分歩いた所が、蝶ヶ岳山頂(2,677m)になっている。 10月1日(土) 小雨、里は晴れ 昨夜からの雨も今朝は小雨程度、テント泊の石丸リーダーは昨夜大変だったらしい。 各自それぞれの身支度をして、7:00蝶ヶ岳ヒュッテを出発、三股駐車場までの標準時間が3時間10分。 前日同ヒュッテから、下山口の三股から車を停めている一ノ沢まで運んでもらうタクシーを予約しておいた。 そのタクシーは、途中の道路工事の関係から、12時30分三股に来てもらうから、ここでもゆっくりと下山出来る。 途中にあった「ゴジラみたいな木」、歯の代わりに△石が入っていて、確かに似ている。適時休憩を挟みながら、10:23登山口に到着。さらに800m下って、10:45広い三股駐車場に到着した。 途中の道路工事規制が解除されているとの情報から、予約していた安曇野観光タクシーに早めに来てもらうよう電話した。おかげで、予定より早く12:40一ノ沢駐車場に無事到着。その後、同タクシーの運転手さんのお勧めで、外来入浴可の「四季の里ほりでーゆー」で溜まった垢を流し、チェックインにまだ時間があったので、松本城を見学。1時間後今日の宿「カンデラゲストハウス」に向かう。 宿帳に必要事項記入後、ニックネームを聞かれたが咄嗟に出るものでもない(事前に考えておくと安心)。また夕食は、ハウスオーナーである信州大学出の可愛い女性に紹介された、居酒屋「ゴロー」さんへ。 ちなみに、食したものは、名物の馬刺し、ニシンの焼魚、名物の山賊焼き、イワナの刺身、シロイカ、丸干イカ、アミタケ、それに、ニラレバ炒め、野菜炒め、お茶漬け、手打ちソバなど、飲んだ酒は、信州の銘酒「真澄」辛口ゴールド、焼酎は「どまんなか」、そば焼酎など。 個人的には、ニシンの焼魚と山賊焼きとお茶漬けが美味かった。安い宿ながらも国際交流に貢献、その分浮いたお金で、近くの居酒屋で地元のお酒や料理を頂くのも、これからの山行の新しい形として良いのでは。さらに、この後近くの川で花火大会も見物した。
10月2日(日)晴れ〜時々雨 7:20松本ICを入り、17:25防府西ICのゲートを通過、全員無事に帰郷した。
      

安蔵寺山

安蔵寺山(m)

2016年10月23日天候曇り
○日 程
○交通機関 
○参加者
2016年10月23日(日)
レンタカー
5名
○アプローチ
<行き>
防府市役所(8:10)=徳地IC(8:40)=六日市IC (9:10)=国道187号=県道189号= (10:12)奥谷駐車場
<帰り>
ゴギの里駐車場(15:10)=六日市IC (15:50)=防府市役所(16:50)
○コース
奥谷駐車場(10:20)−(10:40)打原峠(10:45)−大ミズナラ(11:37)−(12:35)安蔵寺山頂(12:40)−(12:45) 展望台(13:35)−(14:55)ゴギの里駐車場
  
中国自動車道六日市ICを9時10分に下りて、約1時間で 国道187号線、県道189号経由で安蔵寺登山口の「奥谷駐車場」に着いた。 県道から駐車場までの林道は舗装されていなくて、かなり荒れていたが駐車場は舗装されていて、トイレと東屋そして石造の観音像まであり、ちょっと驚いた。 ここで石丸さんは下山時の「ゴギの里駐車場」に車を廻して反対側から合流するので別行動となった。 登山口から栃の木の落ち葉を踏みしめて、緩い登りを20分で「打原峠」に着いた。ここから安蔵寺山まではなだらかな アップダウンの稜線歩きとなった。ところどころに杉の植林があるものの、尾根筋はミズナラ、ブナ、カエデ、トチの 落葉広葉樹と、天然の杉が見られる。ミズナラ、ブナ、カエデの紅葉はまだ見頃とは言えず、巨木に絡まった蔦の紅の 鮮やかさが目につく頂上から5分下ったところにベンチが設けられた見晴らしの良い展望台で、昼食を摂った。数人の若者たちが大汗を掻いて、 程度だ。50分歩いたところで、「ナラ太郎」と名付けられた推定樹齢600年の大ミズナラに出会った。 高さ30m幹周囲4.8mのこの木は中国山地を代表する「高齢級天然林」の長老だそうだ。約1時間で安蔵寺山頂に到着した。 「ゴギの里」登山口より上がってきた数人の登山者に出会い、山頂での決めポーズで、シャッターを押してもらった。 バテた表情で「ゴギの里」登山口より登ってきたのだが、そのわけが解ったのは、我々がこのコースを下ってみてのことだ。 今までの楽ちんな緩い勾配ではなく、昨日の雨でぬかるんだ泥と岩の標高差600mの滑る急斜面では、エライ目にあった。 私のひざはガクガク、あげく最後のくだりで両足がツッパリ痛み出した。茶谷リーダーの持ってきた粗塩を嘗めると、 不思議、一時快復したのだった。今回はリーダー、ドライバーの石丸さん、お世話になりました。
      

傾山

傾山(1602m)

2016年11月5日〜6日 天候曇り
○日 程
○交通機関 
○参加者
2016年11月5日〜6日(日)
レンタカー
6名
○アプローチ
<行き>
5日
防府市役所14:45==壇ノ浦PA15:45==北九州Jct==上毛PA16:45==日出Jct==大分米良IC17:40==10号線==57号線==A・COOP大野18:15==傾山登山口(テント泊)19:20
<帰り>
6日
傾山登山口16:20==57号線==10号線==大分米良IC==別府湾SA18:00==日出Jct==王司PA19:40==防府市役所20:40
○コース
傾山登山口6:00−−7:00林道−−8:30三ツ尾8:40−−9:10三ツ坊主−−11:50傾山山頂12:20−−九折越え13:30−−16:10傾山登山口
  
5日2時45分ややゆっくりの防府市役所出発、壇ノ浦PAで中原さんと合流し大分へ向かう。 出発が遅くなったので夕食の自炊はなしとなり途中のスーパーで各自夕食、朝食を用意。山道を左右に揺られ鹿と遭遇し 登山口の駐車場に到着、テントの設営にかかる。設営後、夕食をすまし、早めに就寝。6日5時起床、朝食、準備をすませて 傾山登山に出発。、しばらく歩くと大きな滝が見えた。落差50mぐらいはありそうだ。滝の少し上側を横断して林道へ向かう。 20分ほどで林道へ出ると登山届のポストが設置してあった。三ツ尾コースを一時間半かけて登り岩場のある 坊主尾根コースに入る。次々とピークを越え本日の核心部の岩場も皆さん難なくクリアーしていざ山頂へ、 小さな迷いはあったものの無事山頂に到着記念撮影をして昼食を取ました。残念なことに天気は良くなくずーとガスが かかっていたので山頂からの展望はなし、またの機会に持ち越しとなりました。下山は九折越コースを三時間半かけて 下りやっとの思いで駐車場へ、テントの撤収をして傾山を後に山口へ。なかなか急な登り下りで辛かったですが また天気のいい日にチャレンジしたいです。
      

泉ヶ山

泉ヶ山(00000m)

2016年11月12日〜13日 天候00
○日 程
○交通機関 
○参加者
2016年11月12日〜13日(日)
レンタカー
6名
○アプローチ
<行き>
12日
防府市役所(7:00)=富海(7:25)=徳山東IC (8:05)=阿佐SA(9:20) =院庄IC(11:30)= 奥津星の里キャンプ場(12:00) 奥津渓谷他観光
<帰り>
13日
笠菅峠(12:00)=花美人の湯(13:30)=国道179号=津山IC(14:00) =大佐SA(15:00)=徳山東IC (17:30) =富海 (18:00)=防府駅(18:30)
○コース
星の里キャンプ場(8:00)=笠菅峠(8:10)−登山口(8:25)−マイクロウェーブ反射板 (9:15)−(9:45)山頂(10:30)―マイクロウェーブ反射板(11:15)―笠菅峠(12:00)
  
11月12日(土)晴れ  今日明日の天気は良いという予報で、秋の深まりとともに放射冷却で、高速道路でも霧があちこちで発生していた。 山陽道から広島JCで中国道に乗り換えて周辺の山々の広葉樹が色づき初めて、今回の山旅は期待できそうだ。 院庄ICで高速道路を下りて津山市内で夕食等の買い物をして、国道179号で奥津渓にまず向かった。 奥津渓はモミジ、カエデ、イチョウ、ナラの紅葉の真っ盛りで、吉井川の沿道は車両の一方通行規制で、 人と車で溢れるばかりだった。しかたなくここは素通りして星の里キャンプ場に着いた。杉林の中のログハウスの バンガローは新しく、シャワー設備もあり快適である。チェックインの時間にはまだ早かったので、 野外広場の草地で昼食を摂った。午後からは、人形峠の「科学の森プラザ」他、観光して回った。 11月13日(日)晴れ  朝8時にキャンプ場を発ち「笠菅峠」駐車場に約10分で着いた。峠の広葉樹のナラ、ブナ、カエデは今が盛りで 実に彩り鮮やかであった。 林道を歩いて15分で登山口に着いた。、階段の付いた急な坂を、ブナ、ナラ、トチの落ち葉を踏みしめながら登ること30分で、 マイクロウェーブ反射板のある稜線に出た。見通しの良い稜線上では、すでに紅葉は終わっていて、 中国山地の北側奥に薄く雪を被った「大山」が見えた。クマザサの茂る足許には、まだ枯れていないリンドウの花が現れ、 山々の麓を遠望すればあちこちに紅葉で黄色と鮮やかな辛子色と針葉樹の緑が織りなす絨毯模様が美しい。 尾根の小さなピークを2つ越えて振り返ると、クマザサの斜面に大きく「泉山」の文字が見えた。 どうも背丈くらいあるクマザサを刈り込んだらしくそばを通った時には気づかなかったのだが面白いことをするものだと、 感心した。最後のきつい坂を登ると泉ヶ山山頂(1,209m)だ。少しの灌木とクマザサに覆われた頂上は、見晴らしが良く、 とても気持ちがいいので1時間近く滞在した。登山者は他に3〜4組程、会ったが、岡山の地元の人たちだった。 これより東側に「中央峰」「井水山」を経由して「泉ー神社」に下る2時間弱の縦走路、または「中央峰」より 「Cコース登山口」に下る1時間30分のコースがあったけれど、我々軟弱パーティは、却下したのだ。 引き返して「笠菅峠」に着いたのが正午で、麓の「花美人の湯」で心地よい汗を流して、今回の行楽の山旅は終わった。   
      

宝満山

頭巾山〜宝満山(901m)

2017年1月8日 天候 小雨
○日 程
○交通機関 
○参加者
2017年1月8日(日)
レンタカー
10名
○アプローチ
<行き>
8日
防府市役所(8:00)=防府西IC(8:05)=須恵IC (10:10)=(10:45)昭和の森


<帰り>
8日
竃門神社(16:10)=太宰府IC (16:40)=防府西IC(19:00)=市役所(19:15)
○コース
昭和の森(10:50)−(12:35)頭巾山(13:00)−(13:50)宝満山(14:10)−(15:50)竃門神社
  
昨日までの好天気が今日に限って、朝からまとまった雨になった。何となく浮かない気分で今年最初の山行に、 防府市役所を出発した。須恵ICを下りて「頭巾(とっきん)山」登山口の昭和の森キャンプ場に入ると、 とても良く整備された環境に促されて、「よし!いこう」という気持ちを奮い立て雨具を着込んだ。 常緑のクスノキやブナの林の中を、着ているもの1枚また1枚と脱いで1時間45分で登り切ると標高901mの 「頭巾(とっきん)山」山頂に着いた。 雨も止んで、さすがに標高が高くなると汗は引いて快適となってきた。 「頭巾(とっきん)山」は「三郡山」より「宝満山」「竃門(かまど)神社」に抜ける「九州自然歩道」の中間地で、 これからのルートはとても整備されたトレッキングコースとなった。「宝満山」までの縦走路は アップダウンはあるものの、尾根筋をマウンテンバイクで走れそうなほど楽な道のりだった。 「宝満山」山頂まであと一息の「キャンプセンター」の標識があるところから、一変して巨大な岩場が そそり立ち、鉄のアングルをボルトで留めたステップと鎖場が現れ、迫力のあるクライミングになった。 (いやあ〜面白かった)登り切ると「宝満山」頂上、標高830mだ。岩盤の上に立てられた木造の神社は、 千木(ちぎ)、鰹木(かつおぎ)を備えた由緒ありそうな建物だ。案内板によれば白鳳2年(673年)に 心連上人が修行していたところ、貴婦人の姿をした「玉依姫(たまよりひめ)」が現れ、たちまち金剛神となり 飛行したことに由来し祀られているとのこと。ここから延々と続く石段を下り、途中に修験道の僧坊跡や 祠と杉の巨木があちこちに散在する。1時間40分経って、石の鳥居をくぐると「竃門(かまど)神社」だ。 成人の日を迎える三連休の中日とあって、たくさんの参拝者で賑わっていたが、 なぜか若い男女が多いのでインターネットで調べてみると、「宝満山」山頂にあった社の 「玉依姫(たまよりひめ)」をお祀りしていることから、魂と魂を引きあわせる縁結びの神様として、 親しまれているとのことだった。年始にふさわしいありがたい山行となりました。
      

*

八ヶ岳(m)

2016年12月30日〜3日
○日 程
○交通機関 
○参加者
2016年12月30日〜3日(日)
マイカー
2名
○アプローチ
<行き>
30日
市役所20:10−−防府IC−−21:50小谷SA22:00−−24:00竜野西SA0:10−−2:20多賀SA2:30−−4:35阿智PA4:40−−5:45諏訪湖SA7:25−−諏訪南IC−−8:00美濃戸 
<帰り>
1/2〜3日
  美濃戸口16:05−−16:30諏訪湖SA17:35−−19:10内津峠PA19:45−−21:30草津PA21:40−−0:00吉備SA0:10−−2:00宮島SA2:10−−防府東IC−−3:20山の会事務所
○コース
12/31 美濃戸口8:40……9:35美濃山荘9:50……11:50赤岳鉱泉 1/1 赤岳鉱泉7:45……8:30取付き〈石尊稜〉……13:20稜線……14:05地蔵仏…… 14:45行者小屋……15:30赤岳鉱泉 1/2 赤岳鉱泉8:30……9:10行者小屋・赤岳・行者小屋13:00……14:55美濃戸…… 美濃戸口(入浴)15:50*
  
12/30〜12/31 防府を二人で出発し約2時間ごとに交互に運転し諏訪湖SAに到 着する。少し仮眠をとり美濃戸口に着き登山計画書を警察官に渡すと石尊陵に行くんですかと、少々驚いた様子だった。 (バリエイションでは初心者向けのコースのはずなのだが?)林道を途中、車をよけながら行き美濃戸山荘で休憩しここから 左右に分かれる登山道を左の北沢にとり例年より雪の少ないトレースをたどり赤岳鉱泉にほぼ予定どうりに到着する 。着いた時には早い時間のせいか登山者も少なかったが、談話室でビールを飲みながら明日の石尊陵の資料を見ながら 時間をつぶしていると(杉山さんは元気よくルートを偵察に行くが)布団をひくので場所を空けて欲しいとのこと今までに ないことなのでビックリ!夕食後、鉱泉大みそか恒例のビンゴ大会が始まる。食堂は200人以上が詰めかけぎゅうぎゅう詰めで山小屋主人の挨拶、振る舞い酒の日本酒の乾杯で大会が始まる。メーカー協賛の100数十点のピンからキリまでの品物(数千円から数万円のザック,アイスバイル、ジャケット等)をビンゴして抽選で物にして盛り上がる。二人も帽子とフリースのセーターをそれぞれゲットして気持ちよく早めの眠りに着く。 1/1 曇り空の中、鉱泉をハーネス、アイゼンをつけて出発し行者小屋に行く途中の橋を渡らずそのまま沢を進む 。前日の予習どうりに枝分かれした沢を詰めて行ったつもりが一つ手前の稜線に取り付いてしまいかなり登ったところで立ち往生し、 右手の方からコールの声を聴き間違いにきずく。そこから懸垂下降して降りるか、元の道を下降するか相談の上稜線を慎重におり 雪壁を懸垂下降してかなり体力を消耗してしまった。2時間以上無駄にして石尊陵に取り付き下部岩壁に到着する。 初心者コースということで杉山さんにリードしてもらったが岩に氷が付いていて苦戦しながらも登っていく 。後から行く自分もビレイのおかげでなんとか上ることができ、杉山さんに感謝。そこから雪稜をアンザイレンで悪戦苦闘しつつ 登り上部岩壁に辿り着く。そこは強風と雪で岩にびっしり氷がつき最初杉山さんがリードし、最後に自分がリードして 無事稜線に出ることが出来た。初心者コースのつもりで挑戦したが岩に氷が付いていたので非常に厳しく上級者コースのように 思えた。赤岳に行くのは割愛して地蔵尾根を下り鉱泉に帰還する。 1/2 今日は阿弥陀岳を登る予定だったが、行者小屋まで行き分かれて行動す ることに変更する。元気な杉山さんは赤岳を登り、自分は昨日の体力消耗と降りてからの車の運転を考慮して小屋で 待つことにする。杉山さんが戻ってくるのは昼過ぎなので時間をつぶすためすぐ近くの中山展望台で周囲の展望を満喫し、 昔登った中山尾根の取り付きまで散歩して昨日登った石尊陵を眺め昼前に行者小屋に戻る。なんと杉山さんがもう小屋に いるではないか、2時間で赤岳を登って来たというその若さ、スピードに驚く。小屋でゆっくり昼を過ごし下山する。 諏訪湖SAの温泉で諏訪湖を眺めながら3日間の疲れを癒して無事に防府に帰る。〈記;藤井〉
      

       
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